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澳门皇家赌场_皇家娱乐棋牌-官网3年度 澳门皇家赌场_皇家娱乐棋牌-官网 入学式(学長式辞全文)

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4月6日、第21期生として博士前期課程22名、第1期生として博士後期課程3名、また研究生1名を迎え、澳门皇家赌场_皇家娱乐棋牌-官网3年度 澳门皇家赌场_皇家娱乐棋牌-官网入学式を開催しました。



 

澳门皇家赌场_皇家娱乐棋牌-官网3年度 入学式 学長式辞 (2021年4月6日)

学長?鈴木宣也

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。教職員とともに、みなさんの入学を心よりお祝い申し上げます。また、これまでのみなさんのご努力に敬意を表すとともに、みなさんを支えてこられましたご家族や関係者のみなさまへも、お祝い申し上げます。
このコロナ禍の中で、博士前期課程22名、博士後期課程3名、研究生1名のみなさんが、この会場に集まり、対面してお祝いの言葉を述べれること、嬉しく思います。そして、新たにIAMASの一員になられたことを心より歓迎いたします。

本学のあるここ大垣は、水の都とも呼ばれる城下町でありますが、一方で、かつては学問の町としても知られていました。江戸後期の医師であり植物学者でもある飯沼慾斎が大垣にて活躍し、素晴らしい植物の絵が残されています。また、明治20年に学位が制度化されたときには、大垣藩の松本荘一郎が日本初の工学博士として学位を取得しました。その後、短期間に大垣ゆかりの5人へ博士号が授与され、当時、大垣は「博士の町」ともよばれ、全国的に注目されるようになりました。大垣の学問尊重の気風のあかしでもありましょう。そうした大垣において、IAMASは、開学から25年、大学院設置から20年を迎え、新たに博士課程を開設することとなりました。博士前期と後期、合わせて5年間の研究を通して、より研究を深め、みなさんが学位を持って世界へ羽ばたくことができるようになりました。

本日からみなさんはその研究を始めることになります。大学院の研究といえば誰もが学術的な形式にそった研究や、論文執筆を思い浮かべることでしょう。しかしIAMASではそれだけでなく、創造活動やものづくりなど、試行錯誤するプロセスも含めすべてを研究と呼んでいます。また形のある芸術作品はもちろん、ソフトウェアやワークショップなど形のない成果も含め、IAMASでは作品と呼んでいます。このような一般よりも広い意味で、研究や作品という言葉を使っているのは次のような理由からです。
IAMASは創立以来「科学的知性と芸術的感性の融合」を掲げ、創造しながら学問の世界を切り開いてきました。ここで言う、科学と芸術の融合とは、単に科学と芸術という異なる分野を掛け合わせるという意味ではありません。テクノロジーが社会や心へ及ぼす影響を踏まえながら、自ら社会と対峙し、実践により裏付けされた、真の価値を深く洞察する研究を指してます。それはすなわち広い意味を有した、メディア表現という学術的研究であるからです。多様な領域を横断しながら、創造力を統合する形のなかで、作りながら得た「制作の知」を見出しながら、新たな文化の創出へ貢献すると同時に、社会を先導していくこと意味しています。

それでは「制作の知」を見出すためには何が必要でしょう。
コロナ禍の特殊な状況によって、社会から個人にいたるまで、混乱と分断が生じています。そして、生活様式や価値観が大きく揺らぐ中で、従来の思考では解決できないさまざまな問題に直面しています。奇しくも我々に、これまでの社会を見つめ直す、大きなきっかけをもたらしたとも言えると同時に、根本から問われる時代となってきているのです。もはや利潤を追求するよりも、思いやりを持って、どのような人生を歩むのか、どのような社会を作るのか、ひとりひとりの多様性とその統合である社会の形が問われはじめているのではないでしょうか。
言うまでもなく、大学は社会と切り離された存在ではありません。大学の存在意義とは、何者にも邪魔されない真理を探究する目を持って、社会に対して新たな視点から問い続け、実践へと結びつけることにあります。その真理を探究するために大学では失敗することが許されています。「制作の知」とは、その失敗の積み重ねのプロセスから見出すことのできる知をさします。
アイルランドのノーベル文学賞作家バーナード?ショーは次のように述べています。「間違いを犯してばかりの人生は、何もしなかった人生よりも、あっぱれであるだけでなく、役に立つ。」IAMASも研究では多くの失敗を求めます。みなさんには「失敗することの勇気」を持って研究に望んでいただきたいと思います。

また、このコロナ禍の授業や研究において、オンラインでの講義など、研究や勉学は普通とは違った形にならざるを得ません。どのように研究するのが正しいのか、方法自体も見つけることが必要となります。そこで大切なことは、それぞれに知恵をしぼり、創造的にひとつひとつ行動し続けることです。
バーナード?ショーはまた次のように述べています。「人は常に、現在の自分がこうなのは自分の置かれた環境のせいだと言います。世間で頭角を現す人物は、自分の望む環境を自ら探し求める人であり、たとえそれが見つからなくとも、自分で創り出す人物である。」
これからは一人ひとりが自ら研究に取り組むことが求められます。特に、作品や論文をまとめる段階になれば、自分自身と向き合う時間が長くなることでしょう。ただし、私たちはひとりぼっちで研究するわけではありません。周りには専門の異なる優秀な学友がいますし、IAMASの教職員は、みなさんの活動を全力で応援することを約束します。

オンラインであっても対面であってもコミュニケーション取り続けることが重要であり、作り続けることが重要です。この困難な時代をものともせず、健康に気をつけながら、創造力を持って未来を切り開いていきましょう。
これをもって入学式の式辞とさせていただきます。入学おめでとうございます。

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