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学生インタビュー:武部瑠人さん(修士2年生)

#インタビュー

メディア表現学が網羅する領域は、芸術、デザイン、哲学、理工学、社会学など多岐にわたります。各自の専門領域の知識を生かしながら他分野への横断的な探究を進めるうえで、学生たちが選ぶ方法はさまざまです。入学前の活動や IAMAS に進学を決意した動機をはじめ、入学後、どのような関心を持ってプロジェクトでの協働に取り組み、学内外での活動をどのように展開し、研究を深めていったのかを本学の学生が語ります。

武部瑠人さん

すべての経験を糧にする環境

- IAMAS入学以前の活動と進学の動機について聞かせてください。

学部時代は九州大学の芸術情報設計学科で、その頃からライブの現場で音響をやりたいと考えていたので、音響の授業も勝手に受けながら、1年生の夏ぐらいからライブハウスでアルバイトをして勉強を始めました。それと並行して、学内にインスタレーションをつくるサークルがあって、そこでインタラクティブなものをつくっている先輩に教えていただいたのが、プログラミングを学び始めたきっかけでした。ライブとプログラミングは別々に始めたんですが、次第に両方やったらおもしろそうだと考えるようになりました。
3年生くらいに進路を考えるようになって、ライブハウスに就職することも考えたのですが、大学院で研究してからでも遅くないのではないかと思いました。2016年までIAMASで教鞭をとられていた城一裕先生に相談して、オープンハウスやNxPC.Lab(以下、NxPC)の活動を紹介していただきました。ウェブサイトやSNSを見て卒業生の活躍を知り、NxPCでは考えていたことを超えていろいろなことができると知って、刺激を受けられそうだと思いました。

- 入学してからのプロジェクトでの関心と、個人研究との関わりは?

最初は体験拡張環境プロジェクト(以下、体験拡張)に入ろうと思っていたんですが、担当教員の平林真実先生にNxPCと体験拡張は別だからNxPCはやればいいし、それ以外のプロジェクトも見たほうがいいよと伺って、人工知能をライブシーンに取り入れたら絶対におもしろいことができると思っていたので、Archival Archetypingに入りました。体験拡張とNxPCは活動が重なる部分も多かったのでたまに参加したり、輪読で使われている教材を教えてもらって読んだり、栄駅の地下にあるクリスタル広場の映像展示も参加しました。
Archival Archetypingでは自分の知識を増やしたり勉強に近いところがあったので、それを実践する機会としてNxPCや体験拡張の活動を位置付けていました。プロジェクトに限らず、議論して考えるフェーズと手を動かすフェーズ、実際にパフォーマンスとして披露するフェーズ、これらをずっと行き来することになるので、最初の1年は個人研究のテーマを決めなければと焦りながらも、それぞれのプロジェクトをやっていくなかで自分の研究が進んでいく認識でいました。それでも研究テーマを決める時、エンターテインメントを研究テーマとして選ぶことにかなり迷いがありArchival Archetypingでやっていたことが研究として考えやすいところがあったのですが、前田真二郎先生と面談した時に僕は舞台をやるためにIAMASに来たのだと思い直して、今の舞台照明制御システムの研究にしました。

NxPCでの活動の様子

- 修士作品《with Stage Lighting》の特徴と今後の展望は?

それまでVJでやっていたリアルタイムの映像のレンダリングを照明に応用したら、パソコンでやるようなインタラクティブな照明の演出とも相性がいいのではないかというので、今回の照明制御システムになったということがあります。学外でもオル太の『超衆芸術 スタンドプレー』(ロームシアター京都、2020年2月)に映像のテクニカルスタッフとして参加し、コンピュータ制御による照明の先駆者でいらっしゃるKinsei R&Dの藤本隆行さんと直接お話する機会を得るなど、クラブ以外の体験から学ぶことも多かったです。最終的に照明をテーマに決めた理由は、もともとビジュアル系のバンドが好きというのもありますが、野望としては、バンドの音響や照明、レーザー含めて全部自分でディレクションしたライブをやってみたいということがあります。

- 目指すのは「ビジュアル系エンジニア」ですね(笑)。最後に、IAMASに入学を希望する学生へのアドバイスがあればお願いします。

IAMASは僕にとってすごくいい環境なんですけど、全員が全員、来ることをお勧めする場所ではないと思いますね(笑)。研究の過程で考え方が変わることもあると思いますし、なんとなく来るのはお勧めしません。でも、僕のようにいろんな経験や関心を形にしたい人には、すごく刺激を受けられる場所だと思います。周りにおもしろいことをやる人がいて、僕は性格的に負けず嫌いの部分があるので、一緒に切磋琢磨するには良い環境だったと思います。

インタビュー収録:2021年2月1日
聞き手:金山智子

 
※『IAMAS Interviews 01』のプロジェクトインタビュー2020に掲載された内容を転載しています。

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